5月1日(日)、午後1時30分から連合メーデー胆江地区集会を奥州市民文化会館(Zホール)で開催した。ご来賓含め、約1,000名の仲間が結集。集会に先立ち、4月に発生した熊本地震で犠牲になられた方々に黙祷を捧げるとともに、5年前の東日本大震災時の少しでもとの恩返しとして「熊本県を中心とする九州地震」救援カンパを実施し、参加者から協力をいただきました。
三好浩史副実行委員長の開会宣言に続き、 菊池要助実行委員長(連合胆江地域協議長)は「連合が目指す「働く事を軸とする安心社会」の実現へ向け、結集する皆さんと連携を深め、日本の未来を胆江から切り開いていこう」、また7月の「参議院選挙での組織内候補者・推薦候補者全員の勝利に向け取り組む」など、横の繋がりの大切さをと挨拶。
「支え合い 助け合う 心をひとつに力を合わせ、暮らしの底上げを実現しよう!」を合言葉に「すべての働く者の底上げ・底支え、格差是正の実現を図る」などのメーデー宣言を確認。 真面目に働き生活を営む者が救われるボトムアップ型政策の実現 良質な雇用と労働条件の確保、セーフティネットの拡充などを盛り込んだ特別決議を満場一致で採択し、ガンバロウ三唱で団結を確認し、集会を閉じました。
当日は、プラカードコンテストやお楽しみ抽選会、また加盟組合によるフリーマーケット出店などを盛り込み集会を開催しましたが、デモ行進は雨のため中止としました。
(熊本県を中心とする九州地震 救援カンパ) (プラコン出品作)
(菊池実行委員長の音頭で団結ガンバロウ三唱をする集会参加者)
メーデーの話
1886年5月1日、アメリカの労働者が「8時間は労働に、8時間は眠りに、8時間は我らの自由に!!」をスローガンに掲げてゼネストに突入。35万人が参加。武装警官により多数の労働者が殺傷された。
その4年後の1890年5月1日には、全世界の労働者が「8時間労働制」を要求して、ストとデモに総決起した。第1回国際メーデーの輝かしい記念日だ。
日本では、第一次世界大戦後の厳しい不況と弾圧のもと、1920年5月2日、東京上野公園に労働者5,000人が「8時間労働制」「最低賃金制」「治安維持法廃止」の実現を掲げてデモ行進。これが第1回メーデーである。
だが、日中・太平洋戦争中の11年間は、労働運動やメーデーを完全に禁止。
戦後に復活した1946年第17回メーデーの合言葉「低賃金と長時間労働からの解放」。
今年、第87回メーデーを迎える。