新たな社会的規範(ノルム)を定着すべく粘り強く交渉
全体で5%を上回るなど健闘の妥結結果!
2025春季生活闘争について、4月11日(金)17時時点での集計結果を報告いたします。
【概要】
〇 妥結内容が確認できる58組合で加重平均15,587円(賃上げ率5.38%)、昨年同時期比加重平均-1,620円(賃上げ率-0.39ポイント)と昨年を下回った。
〇 地場・中小組合(300人未満)では、38組合が有額回答を引き出し、加重平均13,838円(賃上げ率5.31%)、また、99人以下では18組合10,815円(賃上げ率4.43%)となり、100~299人では14,822円(賃上げ率5.50%)、300人未満で昨年同時期比を若干下回ったものの、引上げ額13,000円以上、賃上げ率で5%以上を上回る引き上げ結果になった。
〇 パート・有期・契約等労働者の回答・妥結結果は、正規労働者全体と比較すると賃上げ率0.93ポイント上回り、昨年同時期と比較して引上げ額で1.2円上回り、引上げ率で-0.25ポイント下回った。交渉では、最低賃金の動向、物価上昇に耐えうる賃金の引上げなど「人への投資」による労働力確保、正規労働者との格差の解消を求め積極的に取り組んだ結果になった。
〇 労働条件面では、一部の組合で年次有給休暇の付与日数の改善や育児・介護休業の改善、通勤手当の支給要件改善や増額、賃金体系や手当の見直しによる増額を妥結している組合もあった。