2021年度岩手県最低賃金改正に向けた社会啓発キャンペーン実施

公開日2021.08.04

みなさん、知ってますか? 最低賃金には2種類あることを!

連合岩手 佐々木会長

連合岩手 佐々木会長

 7月20日~21日の2日間(20日盛岡駅前、クロステラス前、大通り、21日もりおか歴史文化館前、県庁前、旧ナナック前)、連合岩手では、2021年度岩手県最低賃金改正に向けた社会啓発キャンペーンを実施し、「最低賃金改正が必要なんだということを知っていただきたい。」「岩手県最低賃金について、関心を持っていただきたい。」という強い願いを盛岡市内の街頭で訴えた。

※各地域協議会も一斉に街宣行動を実施

 

地域別に示される岩手県最低賃金

連合岩手 佐藤副会長

 中央で行われた、最低賃金改正に係る中央審議会では、7月14日、地域別最低賃金引き上げにかかわる目安額を全国一律28円と示しました。
 本県最低賃金(793円)は全国下位にあり、最低賃金近傍で働くパート・有期・派遣・ひとり親世代が増えている中にあって、793円(注1)×1.852時間(注2)=1,468,636円年間となり、働いても生活が苦しい現実があります。
「7月末から岩手最低賃金改正の審議が始まる中でも、そのことを踏まえ、連合岩手として最低賃金を早期に1,000円とすることを強く訴えていきます。」と佐藤副会長がマイクを握った。
 審議が予定どおりすすめば8月初旬に決定し、10月初旬から新たな最低賃金が適用となります。

注1) 現在岩手県最低賃金
注2) 岩手県一人当たりの年間総実労働時間(令和元年度)

特定(産業別)最低賃金

連合岩手 鈴木事務局長

 岩手県最低賃金が決定されたあと、8月中旬から特定(産業別)最低賃金(6業種)の審議に入り、年内の適用をめざします。しかし、ここ2年、百貨店・総合スーパーの業種で、特定最賃の審議の必要性が認められず、審議されない状況が続いています。同じ業種でありながら、他県との賃金格差が生じていることから、格差是正に向けて審議の必要性が認められるよう求めていくことを訴えた。

2021年度岩手県最低賃金改正に向けた社会啓発キャンペーン

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