2017年度岩手県最低賃金の改正について審議を重ねた結果、岩手地方最低賃金審議会は8月7日、岩手県の最低賃金(時給)を現行より「22円」増額するよう岩手労働局の久古谷局長に答申しました。目安額(Dランク)通りの引き上げで、昨年度の21円より1円の上げ幅となりました。
これにより岩手県の最低賃金は現行の時給「716円」から「738円」(3.07%増)となります。
最低賃金改正の取り組みでは、県議会の請願採択から意見書提出などにおいて組織内県議会議員をはじめとする県議の皆様に多大なるご協力をいただき、各構成組織においては「2017年度岩手地方最低賃金改正に関する職場決議の取り組み」へのご協力、各地協においては各種集会等でのアピールなどに取り組んでいただいたことが、今回の22円アップの結果につながりました。
連合岩手は、「22円」増額の成果を受け止めつつも、東京都をはじめ「Aランク」地域との格差が拡大したことも厳しく受け止めながら今後の運動を強化していきます。
なお、現行の最低賃金からの改定額の発効については10月1日頃の予定です。