2018連合岩手と岩手大学との提携講座 「知っておきたい労働法」に学生の関心高し

公開日2018.05.09

 連休前の4月26日、岩手労働局労働基準監督課長 宮崎一彦氏を講師として第3回講座が開催されました。講座は主に労働法規や労働基準監督官の仕事に関するものでした。労働基準法に定める、有給休暇は理由を問われないことや離職は労働者の自由であることなど、基本的な説明がありました。また監督官については、企業への調査に入るのは司法権を持っているからであるなど、その身分や制度について解説されました。学生からは当日の質疑や提出カードを通じて、多くの感想が寄せられました。

 いくつかを紹介します。 

〈感想〉・長時間労働をなくすためには、生産量を維持しつつ、人的コストを削減することで成長率を上げるという企業体系の改善が必要だと思います。・教員の長時間労働については特別手当が4%つくのは知っているのですが、今の教員の仕事量をみるとかなりブラックだなと思います・・バイト先が居酒屋のため長時間労働となりやすい。個人的には超過分は次のバイトの時間を短くする制度があればいいと思った。・シフトを多く入れられたり、テスト期間のシフトを考慮してくれないことなどはグレーゾーンということを今回しることができた。

〈質問〉・労働局が解決に要する期間はどのくらいですか。・「時々大入り袋を出しているから、深夜割増はない」といわれたが、違法ではないのか。・内部告発以外の調査事案はあるか。・プレミアムフライデーの浸透具合はどうですか。帰るのを早めるのもよいですが、出勤時間を少し遅らせるのもよいと思います。

第4回は、雇用対策・労働室長 八重樫浩文さんの講義を予定しています。

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第3回講師 宮崎さん

第3回講師 宮崎さん

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