連合岩手(八幡博文会長)は3月1日盛岡市内のホテルにおいて県経営者協会(佐藤安紀会長)と政策懇談会を開催し「2019春季生活改善闘争における申し入れ」を行いました。連合岩手と経営者協会の双方から各9名が参加しました。
八幡会長は、今次春季生活闘争に向け「賃上げの流れの拡大と、すべての労働者の立場に立った働き方の見直しを同時に推し進める」「人材確保のためにも人口流失を防ぎ、個人消費の低迷から脱却するためにも実質賃金の改善が重要」と述べました。続いて佐藤伸一事務局長から以下の8点の申し入れ内容を説明しました。
①賃金労働条件の改善 ②働き方改革の着実な定着 ③サプライチェーン全体で生み出した付加価値の適正配分 ④女性活躍推進とジェンダー平等 ⑤治療と仕事の両立支援、障がい者雇用の推進 ⑥36(サブロク)協定の確実・適正な締結の推進 ⑦公契約条例制定の推進 ⑧あらゆるハラスメントの根絶
これに対し経営者協会・佐藤会長は「働き方改革で時間外の減少や生産性が向上した場合、総人件費の動向も勘案し何らかの形で処遇改善を考えるのが経営者の思い。会員企業に伝えたい」などと述べました。また出席した役員からは「内部留保は必要である」「公契約条例ができてよかった」などの意見も出されました。
連合岩手の同様の申し入れは、県商工会議所連合会、県商工会連合会、県中小企業団体中央会、県中小企業家同友会に対しても行っています。