連合岩手は3月17日、「最低賃金改正についての請願書」を岩手県議会・関根敏伸議長に提出しました。
請願の内容は、県議会として岩手労働局長、岩手最低賃金審議会長に対し
①本県の人材確保、全国との格差解消、国の方針に鑑み早期に千円を目指した引き上げを行うこと。
②特定最低賃金の改正にあたっては、これまでの経緯等を十分勘案すること。
政府に対しては、
③エッセンシャルワーカーの処遇改善と、中小企業支援の充実を図ること。
等を意見書として提出することを求めています。
昨年は、中央最低賃金審議会が都道府県ごとの「目安額」を示さないという異例の事態となりましたが、本県では県議会での意見書採択の後押しもあって「3円」引き上げられ時給793円となりました。しかし、依然として全国的には最下位に近く、生活できる金額ではありません。
連合岩手は今後、岩手地方最低賃金審議会での議論をはじめ、改善に向けた取り組みを展開していきます。
今回の要請には、小西和子・軽石義則(盛岡)、木村幸弘(花巻)、高橋元・佐藤ケイ子(北上)各県議会議員も同席し、関根議長に最低賃金引き上げの重要性を訴えました。