メーデー(May Day)

メーデーとは05 看板(連合岩手 メーデー用)

 5月1日のメーデー(May Day)は、古くからヨーロッパでは「夏の訪れを祝う日」とされ祝日とされてきました。
 一方で、低賃金と長時間労働に苦しめられていた米国の労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働争議)を行ったのが1886年の5月1日で、彼らは翌年以降も5月1日にゼネストを実施。この動きが世界の労働組合に広まり、1890年5月1日に第1回国際メーデーが多くの国で開催されました。これが今に続く「労働者の祭典」としてのメーデーの起源となったのです。
 日本では1920年5月2日に第1回メーデーが東京・上野公園で開かれました。 第二次世界大戦中は政府により開催が禁止されましたが、戦後、労働組合の活動再開とともに再び開かれるようになり、日本の労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に深く貢献し、その役割を果たしてきました。現在のメーデーは、米国の労働者が労働条件の改善を訴えたその想いを受け継ぎつつ、働く仲間とお互いをねぎらい、たたえ合いながら、家族や地域の皆さんにも楽しんでもらえる一大イベントとして世界中で愛されています。

全国各地で開催されるメーデー

 連合は、毎年4月の大型連休初日~大型連休最終日にかけて、全国各地の地方連合会が中心となってメーデー集会を開催しています。各地で様々な工夫がされてメーデーが運営されています。

 

3,000人の仲間が集まる岩手県中央メーデー

 連合岩手は、毎年、私たち働く者たちの祭典「岩手県中央メーデー」ならびに、各地区メーデー集会を開催しています。岩手県中央メーデーの会場となっている盛岡市・2017連合岩手メーデー集会盛岡城跡公園には、連合の組合員をはじめ岩手県労福協、東北労金、こくみん共済coopなどの関係団体、NGO・NPOといった諸団体からおよそ3,000名の仲間が結集し、集会・デモ行進に参加しています。